不思議な体験
説明がつかないような不思議な体験ってしたことがありますか?私は何度かあります。幽霊を見たとかそういうのではありません。
UFOを見たわけでもありません。子供の頃からの変な体験をまとめて書いておきたいと思います。
5才くらいのころでしょうか。ネルのパジャマを着ていました。小さなバンビがいっぱい散らばっている可愛い柄でした。ネルを着ていた
ということは夏ではないでしょう。掛け布団も冬用の物でした。赤い布団で白いカバーがかけてあった・・。それで何が起きたかというと、
ある夜中ぐっすり眠っていたはずなのに、眩しくて目が覚めたのです。暗闇の中、目の前には車のヘッドライトのような大きな鋭い丸い光がふたつあって
私を照らしていました。まるでロボットの目みたいだった。私は怖くて悲鳴をあげたのです。ところが声が出ていないのです。パニックになって
更に何度も叫んだのです。別の部屋に寝ている両親に聞こえるように大きな声で「パパー!ママー!」って。ところが声が出ていない。ものすごい
恐怖でした。その後のことは覚えていない。気を失ってしまったのです。気を失う瞬間のことは覚えています。自分はこのまま死ぬのだろうかと
思いました。しかし次の日の朝は普通に目覚めたのだと思います。
朝起きても、私は夜中のことを思い出さなかったのです。何日も経ってからある日家で友達と遊んでいるとき、突然に私は思い出したのです。
「これはエライこっちゃ」と思い私は母のところに飛んでいって、「あのね、このまえ、よるね」と一生懸命話しました。もちろん母親は「あらそう怖い夢でも
見たのね」くらいにしか取り合ってくれません。でも夢なんかではなかったのです。あの恐怖、あの臨場感は夢なんかであるはずはない。私は何度も
しつこく訴えましたが、やがて「ママは信じてくれないのだ」と悟りました。大きくなってから何人かの友達にこの話をしました。「実は宇宙人に
サラワレテイタノダ」という意見や「ただの夢、妄想だ」という意見などがありました。実際にアレがなんだったのか、未だわかりません。
さて中学生になったころから、私は金縛りにあうようになりました。それも毎晩のように。私は金縛り体質なのだろうか、と本気で悩みました。
気持ちよく寝付くということがほとんどありません。怖くて毎晩ラジオをつけたまま寝たり、電気をつけたまま寝たりしていました。私は
子供ながら金縛りを「心身のバランスが悪いため、頭が寝ていないのに、先に身体だけ寝てしまう状態」と分析していました。色々考えたり
想像したりすることが好きなので、布団の中でもあれこれ考えながら眠る。そうするとまだ意識ははっきりしているのに、身体は疲れているので
先に寝付いてしまう。そうすると、突然身体が動かなくなったように感じるのです。金縛りに入る瞬間というのは独特で、あ、来るな、とすぐに
わかります。全身がじーんとしびれてくるのです。そして動かない。どんなに身体を動かそうと頑張っても、岩のように動きません。それでも
懸命にもがき、目を開け、う〜ん、う〜ん、と力を入れていると、そのうちハっと起き上がることができる。ものすごく怖くて苦しかったです。
さてある夜、いつものように金縛りになった私はしばらくもがいてからなんとか起き上がることができて電気をつけようとしました。ところが何度電気のスイッチを押してもつかない。
かなりパニックになった私は両親の部屋まで行って、寝ている両親を起こそうとしました。「金縛りになって怖いの、電気がつかないの」と訴えようと
したのです。その瞬間、気が付いた。背筋が凍る思いでした。私は起き上がってなんかいない。まだ金縛りのままなんだ。私は中身だけ出てきて
しまったんだ。自分の部屋を出るときだって、両親の部屋に入るときだって、ドアを開けたりしなかったじゃないか!どうすれば良いかわかりませんでした。
どうやって戻ればいいんだ!?次の瞬間、ものすごい力で背中から引っ張られました。ぐおーっ!て感じで引き戻されて、私はハッと自分の
布団の中で起き上がることができました。今度はちゃんと身体も一緒に。
以来、怖くて、金縛りになっても絶対に動かないようにしました。動くと体から出てしまいそうで怖いので、とにかくじっとしたまま全身に
力をこめるのです。歯をくいしばる思いで何度も何度も力をこめていると、いずれハッと身体が目覚めることができるのです。この
金縛り体験は中学生のころが一番ひどく、高校、大学と大きくなるに従いだんだん回数は減りました。そして一人目の子供を妊娠すると、ぱたりと
起きなくなりました。その後二人目を出産し、金縛りのことなどすっかり忘れていたある日、それはやってきました。
上の子が3才、下の子が1才、子育てに疲れた若い母親だった私は、子供達と一緒に川の字でお昼寝していたのです。久しぶりの金縛りでした。
寝入りばなではなく、寝ている途中に金縛りになるというのも珍しい。突然飛行機の轟音のような大きな音がして私の意識はハッと起きました。
でも身体は完璧な金縛り状態。轟音は更に大きく、音程も高くなっていく。私はものすごく明るい光の道の中にいて音と共にどんどん先へ進んでいく。
そして行く手には・・・なんと、黄金に光輝く寝釈迦さまがいらっしゃるではありませんか。ジョーダンではありません。小さな子供が二人も
いるというのに、仏に召されている場合ではありません。てゆうかめちゃくちゃ怖いよ。音の大きさだけだって尋常じゃないのに、明るすぎる光に
おまけに寝釈迦ですぞ。いくら金縛りに慣れている私でもパニクらずにはいられません。お釈迦さまのところに着いてしまう前になんとかせねば。
全身に力をこめて絶叫しました。本当に絶叫したんです。しかし実際に私の口から発せられた声はなんと頼りなかったことか。「ほえぇ〜」という
小さなか弱い声が、それでもはっきりと発せられ、それを私の肉体の耳は感知しました。それで身体は金縛りから解け、私は目覚めることができたのです。
この後、私は真剣に考えてしまいました。「いったいあれはなんなのだ」って。以前の金縛りとは全く違います。以前は音や光やましてやお釈迦さま
なんて出てこなかった。断っておきますが私は仏教徒ではありません。無宗教者ですし、両親はカトリック信者です。寝釈迦像はシンガポールで
見たことはありました。しかしそれは何年も前のことだし、なんで突然あんなものが出てくるのだ??金縛りって本当はいったいなんなんだ?
私は金縛りに逆らわないことに決めました。何か理由があるからなるのだ。あのとき寝釈迦のところまで行っていれば
良かった。何かためになるお話が聞けたのかも。金縛りになったら無理に起きようとはせずに金縛り状態を観察しよう。そう決めたのです。
その後も時々金縛りになりました。そんなとき私は、もう全身に力を入れたりせず、ただじわ〜んとした感覚を十分に感じ、流れに身を任せるようにしました。
すると、知らない場所や場面が見えてきたり、あちこちを漂っていたり、それはそれで気持ちよく楽しい体験であることが
わかりました。そしてそのうち自然と眠ってしまうのです。しかし、あんなに激しく稀有な金縛りにはその後会っていません。お釈迦さまにも会っていません。
(以下追記)でもその数年後に私はとても気持ちの良い不思議な体験をしたのです。ある夜、「あ、来るな」と感じ金縛り状態に。でも不快な感じはまるでありません。
私はものすごくものすごく明るい光の中にただ浮いていて、全身がビリビリと感電したように細かく震え、ただただその圧倒的な幸福感と
受け止め切れないくらいの充足感を感じ切れないくらいに感じているだけなのです。ビリビリビリと。それがしばらく続き、やがて目が覚めました。
普段の意識に戻っても、しばらくの間はまだ余韻を充分に感じることができました。私は言葉ではなく理解した気持ちがしました。涙が溢れ
ただただ感謝しました。
さて話は変わって、次は眼内採光?(っていう名前かな?)の話です。私は子供の頃から暗闇に入るとそこらじゅうにいろんな色の細かい光の点々が見えるのです。
実際には目の内側というか脳内に見えているものが暗闇の中だとそこらじゅうにあるように感じる、ということらしい。これは見える人と見えない人が
いるらしいです。子供のころは暗闇がうざかったです。色々な色の点々が当たり一面チラチラしていて、
それがいろいろと形を変えて、点がいつしか30センチほどもあるおおきな二重丸になったりするのです。天井にそんな丸がいっぱいあって揺れていると
うっとうしくて眠れません。目をつぶっても見えるのです。本当に嫌でした。大人になった今は、点々が大きくなることはありません。眼内採光に意識を集中すると、
光の点々がいろいろに模様を作り、それはそれは美しいです。これが曼荼羅というものなのかとも思ったりします。夜、寝るときの楽しみのひとつとなっています。しかし私のまわりで
これが見えるという人に今まで会ったことがありません。
(以下追記)こんな私が現在興味を抱いているのが「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」です。毎年都内でやっている、真の暗闇を体験するという企画。
ものすごい人気で、ちっとも予約が取れないのです。今年こそは、と思っています。ちょっとした暗闇でも色々見えてしまう私なのに、
真の暗闇に入ったらいったい何が見えるんだろう?ものすごく興味があります。
[home]
[writing top]