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出産体験記 その1
私は3人子供を産んでいます。最初の2人はとっても若い時に産みました。3人目はだいぶ間が空いてもっと熟女になってから(笑) 産みました。さて現在の日本で出産する場合どのような場所があるでしょうか?大別すると、@大病院で産む、A産婦人科医院で産む、 B助産院で産む、C助産婦さんに来てもらって自宅で産む、D好きな場所で勝手に産む、となると思います。Dは日本の常識ではかなり乱暴とも言えますが、 実際にそういう人もいないわけではありません。これらの場所のどれが良いとか悪いとか言うつもりはありません。それぞれに良いところがあり、 またそれぞれの妊婦さんに合った場所・方法というのがあると思います。私自身は最初の2人はAの個人産院で産みました。3人目はBの助産院で産みました。 私の出産体験を書きたいと思います。
さて最初の2人の時なぜ個人産院にしたかと言うと、まず「絶対に女医さんでなければイヤ」というのがありました。男のお医者さんに内診 してもらうのなんて死んでもイヤよ〜!という気持ちだったのです。幸い近所に女医さんで開業している産婦人科があったので、よく考える までもなくそこで産むことになりました。当時まだ若くて色々と無知だった私は、「助産院・助産婦」という存在を知りませんでした。 大病院については、どの先生に当たるかわからない、とか、大学病院などでは内診の時に妊婦の許可を求めることもなく学生がどーっと入って来て 見られていた、などの話を聞いていたので行く気になりませんでした。
私の出産した個人産院はごくふつーの感じのところで先生も良い感じの人でしたが、建物の設備はあまり新しくなく、 入院してみてわかったことですが、トイレが和式だったことがショックでした。出産方法はというと、まず陣痛が始まって入院したら、子宮口が完全に開くまでは 病室のベッドに半日横になって待たされ(これが痛くてとても辛かった)、破水した段階で手術室のようなところ(実は分娩室という名前)に連れて行かれ、手術台のようなところ (実は分娩台という名前)に 仰向けで寝かされて足を固定され、明々と灯るライトの下、1時間以上苦しんだ末にようやく出産、というものでした。赤ちゃんが誕生したときはもちろん 嬉しかったですけど、陣痛から解放された喜びが大きかったかも。私は疲労しまくり翌朝は高熱を出して点滴を受け、実際に子供を自分の手で抱いて初乳をあげたのは出産後35時間ほど経って からでした。1週間入院していましたが、入院中からミルクと母乳の混合でした。 1ヶ月検診で縫合個所を抜糸するまではかなり痛くて座るのも大変でした。
最初の2人は以上のような感じで出産しました。「お産って大変」「死ぬほどツライ」というのが後に残った感想です。それでも一般的に考えれば 充分に安産の域だったと思います。 もう産むこともないだろうと思っていたのですが、3人目を思いがけず妊娠したことが判明したその日、私はある女性に出会いました。 その人は生まれて1ヶ月に満たない赤ちゃんを胸に抱いて、あるレセプション・パーティーを豪快に取り仕切っていたのです。その人の話を聞いて 驚愕!! だって自宅のお風呂でひとりで産んだって言うんですもん!! 5回目の出産ということでしたが、更に驚くべきことに 4人目の時は海外のリゾート地のコテージでやはりひとりでゆったりと出産したというんです。彼女いわく「あったかいお湯の中で産むと 気持ちいいわよ〜」ということでした。
衝撃を受けた私は図書館で妊娠や水中出産に関する本を数冊借りてきて勉強しました。 その結果あらためて理解したこと、それは「妊娠は病気ではない」ということ。健康でどこにも異常のない妊婦が病院の分娩室で出産する メリットはあまり無い、ということです。それどころかデメリットも色々とある。分娩室というのはなにやら恐ろしげで、いるだけで緊張して しまう。仰向けで産むのは重力の法則に反していて出しづらい。薄暗いお腹の中に9ヶ月もいた赤ちゃんが、めちゃくちゃ明るい光の中にいきなり出て 来るのはものすごく可哀そう、などなど。もちろん妊娠中に問題があった場合は完全に設備の整った病院で 産むのは必要なことでしょう。どこにも問題のない人でも病院の方が安心という人もいるでしょう。それはそれで良いのです。人それぞれ ですから。そして私の場合、3回目のお産は過去2回の不満だった点をクリアして充分に納得できるものにしたかったのです。
個人産院で産んだとき、お産の経過をずっと見てくれていたのはそれまで会ったこともない助産婦さんでした。先生は本当に産まれる 間際になってやっと来てくれました。子宮口が開くまで半日もかかってしまったのは多分ずっと横になってじっとしていたから。先生は 私にうとうとする薬を注射して「寝てなさい」と言ったのです。きっと外来の診療時間中にお産が始まると診察が滞ってやっかい だから、診察が終わる時間までもたせたのでは?と今になって思います。夫立会いという選択の自由もありませんでした。 生まれてすぐに抱っこしたかったし、すぐに母乳もあげたかった。入院設備も新しくて綺麗な方が良かったし、シャワーとかもあったほうが良かった。 そして何より「とにかく苦しくないお産がしたい!!」というのが第一の希望でした。
夫婦で色々相談した結果、私は水中出産を行っているある助産院で産むことに決めました。つづく
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