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読書記録「武士の家計簿」(磯田道史 著)
武士は食わねど高楊枝、なんていう言葉があるけれど本当に大変だったのね〜。幕末の加賀藩、前田家に仕えて加賀百万石の経理を担当 していた武家の何十年にも渡る詳細な家計簿がみつかって色々とわかったという武士の暮らしぶり。実に面白かったのです。それなりに出世もして収入も 悪いというわけではないのに対面を保つための交際費や儀式に莫大な費用がかかり内情は火の車。借金地獄で主人のおこずかいは月5840円。お供に 連れ歩く農家出身の家来の方が実は懐具合が良いという惨めさ。本当に可哀想なのであります。そしてまた当時の武士のお給料は 家柄や何百年も前の先祖の功労(○○の戦で是々の働きをした、などの)によって決まっていて本人の実力や仕事量とは必ずしも比例していな かったというのも誠にお気の毒です。武家の女性は結婚しても実家との繋がりがとても強く、離婚率も非常に高く再婚する女性も多かった というのも驚きましたね。今まで持っていた先入観を覆された感じです。一時は借金返済のために家財道具を全て売り払いすっからかんに なった猪山家。妻は嫁入りの着物も全て売られ何年も衣類費を計上されないまま耐えたのであります。涙ぐましい・・。でも最後には息子が 大出世してお金持ちになってから死んだみたい。良かったね〜。私、前世で武士のおかみさんだったことがあるんじゃあないかしら・・ 妙に親近感を持って読んでしまったのでありました♪


      
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