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うたばうたゆん
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「空からの贈りもの」   巨勢典子
この作品は僕の地元町田のカリヨンホールというところで収録されたのもの。録音そのものは非常に秀逸だったのだけど、残念ながらピアノがセミコンサイズだったためスケール感や低音の厚みなどやや物足りなかった。巨勢さん自身のイメージもあってかなりリバーブやEQで処理することでようやく求めるサウンドになったと思う。それにしてもこの収録時CD2枚分20数曲を一日で全てOKにした巨勢さんにはまいりました。
   
 
     
「チェロビルトゥオーゾ」   丸山康男
このCDに収められたコダーイの無伴奏ソナタは僕にとって生涯忘れられない録音かもしれない。長いこと様々な録音をしてきたけれど、この録音くらい僕が求めるサウンドを再現できたものは無かった。勿論それは丸山さんの素晴らしい演奏あってのこと。
   
 
何とかそのサウンドの一部(録音というのは結局は「一部」に過ぎない)でもいいいから再現したいという欲求がこのサウンドになったのだと思う。それに対してピアノが入ったブラームスのソナタはやはり消化不足になってしまった。そもそも生で聞いていても理想的なバランスが存在しない場合どうやって録音すればいいのか?これは永遠に付き纏う課題なのかも知れない。ちなみにこの作品クレジット上は違うエンジニアの名前もクレジットされているけれど、実質的には僕の録音です。
     
「叙情曲集第二集 箏、尺八、フルートと歌による曲集」   秋山文紀
この作品は題名からも分かるように箏、尺八という邦楽器とフルート、そして歌という異色の編成でしかも歌はイ一曲を除いてオペラが専門の女性歌手が歌ったため、とにかくバランスを取るのに苦労した。そもそも異常なまでに低音が無い編成・音楽なので邦楽的なソロやデュオは良いとしても、フル編成になると大変なのだ。当然マルチマイクでの収録、ミックスも凝りに凝ってしまった。普段あまりやらない方向なのでとても良い勉強になった。
   
 
     
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